「けーし風」第101号(2019年1月)「特集 沖縄のタネと農の行方 フードデモクラシーと地域の自立」

2019年01月21日/ 本のこと

「けーし風」第101号の特集は「沖縄のタネと農の行方 フードデモクラシーと地域の自立」です。

けーし風101

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特集にあたって(岡本由希子)

2018年4月、政府はこれまで食を支えてきた「特定農産物種子法」を廃止し、一方では「農業競争力強化支援法」を制定しました。
12月30日にTPP(環太平洋パートナーシップ協定)も発効し、アグリカルチャーからアグリビジネスへと、日本の農政は大きく転換しようとしています。

東アジアでも有数の生物多様性豊かな沖縄で、農はどの方向を目指すのか。
島嶼県で在来種の豊富な沖縄において、遺伝資源をどう保存し活用していくのか。
持続可能な農業で沖縄が自立していくために何が必要か。
食と農の問題はまた環境と平和、人権とも密接に結びついています。

本特集では11月上旬に開催された連続勉強会「タネは誰のもの? 私たちの食と農を考える」における印鑰智哉さんの講演を掲載させてもらうと同時に、同勉強会の実行委員のみなさんに座談会にご参加いただきました。
沖縄のタネと農をめぐる現状と課題を読者と共有し、ともに考えたいと思います。
ひとつひとつの記事のなかに、さまざまなヒントやアイディア、希望の光が見えるのではないでしょうか。
問題を知ることからはじまって、沖縄県における「種子条例」制定にむけた動きがひろがることに結びつけたいという思いも、企画意図としてありました。

企画にあたり、比嘉盛人さんの多大なるお力添えを賜わりました。記して感謝いたします。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 14:09│Comments(0)
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