【PR】

  

Posted by TI-DA at

「けーし風」第115号(2022年8月)「特集 これまでの50年、これからの50年」

2022年08月23日/ 本のこと

「けーし風」第115号の特集は「これまでの50年、これからの50年」です。

けーし風115

-----
特集について

「復帰50年」のかけ声のもと多様なイベントや企画がさまざまなメディアで繰り広げられています。
一方で、普天間返還・SACO合意からこの間私たちが対峙してきた問題の起点となった1995年から「27年」で、米軍統治下と同じだけの年数があれから経っていることはあまり言われていないように思います。

本特集では、二つの講演録をお届けします。
ひとつは日本環境会議と沖縄環境ネットワークの共催による「沖縄特別シンポジウム 琉球弧における防衛施設整備と環境問題」(2022年6月25日、於沖縄船員会館)で、宮本憲一さん(環境経済学)の基調講演と、桜井国俊さん(環境学)、川瀬光義さん(経済学)のお二人の報告を掲載いたします。
日本環境会議は1988年、1996年、2016年の3回にわたり沖縄で大会を開き、日米両政府、沖縄県やマスメディア、市民に沖縄問題の解決を訴えてこられました。
基地のために反戦平和と経済の自立と発展が阻まれ公害と環境破壊が進んでいることを明らかにし、基地の撤廃そして新基地建設反対を掲げ、今後の開発の方向として地球環境を維持するために、足元で自然エネルギーの開発と食糧などの自給を土台にした内発的な発展を提示してこられました。
今回のシンポジウムは、本土復帰50年をへて沖縄の歴史と未来を考えるもので、現在の沖縄社会が抱えている数々の問題を歴史的なパースペクティブのもとに考察し解決の方向を示す示唆に富んだものとなっています。

もうひとつは、第585回沖縄大学土曜教養講座、「女たちの『復帰』50年 沖縄の女性の人権」(2回シリーズの1回目、7月16日オンライン開催)の記録で、「復帰」の視点から見えてくる女性を取り巻く状況を、未来の50年に女性を含めたあらゆる人々が生きやすい沖縄になるよう、世代を超えて語り合おうという主旨で開催されました。
高里鈴代さん(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会)、高良沙哉さん(憲法学)のお二人の講演と質疑応答を掲載します。
沖縄における女性の人権保障がどのように変化し、あるいは変わっていないか、今後の沖縄の展開をともに考える契機となることを願います。

掲載にご快諾いただきました登壇者の皆様及び関係各位に、記して感謝を申し上げます。
-----

お買い求めは、>> BOOKS Mangroove(ブックス・マングルーブ) << まで


  

Posted by ブックスマングルーブ店長 at 10:24Comments(0)