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「けーし風」第99号(2018年7月)「特集 沖縄戦非体験者として伝える戦争 / 追悼・新崎盛暉先生」

2018年08月06日/ 本のこと

「けーし風」第99号の特集は「沖縄戦非体験者として伝える戦争」と「追悼・新崎盛暉先生」です。

けーし風099

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特集にあたって(岡本由希子)

本号では二つの特集をお送りする。

第1特集は、沖縄戦の実相とその教訓を、いま、どのように伝え、継承するのかを考えたいと願って企画した。
昨年9月に起きた少年たちによるチビチリガマの破壊事件は、沖縄社会に大きな衝撃をもたらした。
沖縄の少年たちが遺骨や遺品をあんな風に壊すことができるのか。
平和学習や沖縄近現代史教育の不足とも言われ、また、沖縄戦を伝える人々の不断の努力の一方で、沖縄戦継承のための施策がまだ不十分であることも見えてきた。
やるべきことはたくさんあって、一つ一つ積み上げていくしかないのだろうが、根底に据えるべき思想をともに練り上げることを考えていきたいと思う。

第2特集は「追悼・新崎盛暉先生」。
本誌創刊メンバーの新崎盛暉さんが3月31日に逝去された。
前号では短い報告をさせていただくのみであったが、今号において、新崎さんと親交のあった方々、特にCTS闘争を広げる会から一坪反戦地主会、平和市民連絡会といった運動圏の方々と、ジャーナリストたちにご寄稿いただいた。

目の前に並んでいる校正刷を見ていると、二つの特集は、当初予想していたよりもはるかに深い往還関係になっているように感じられる。
沖縄戦を問い続けることが沖縄の戦後を貫き、反基地・平和運動の根底に流れていることをあらためて思い知らされる。
そして、現在、沖縄戦をどう日々の運動や実践のなかで捉え向き合っているか、強く問われているように感じている。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 12:20Comments(0)