「けーし風」第90号(2016.4)「特集 「和解」状況下の私たちの課題」

2016年04月27日/ 本のこと

「けーし風」第90号の特集は「「和解」状況下の私たちの課題」です。

けーし風090

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特集にあたって(岡本由希子)

3月4日の「さんしんの日」、辺野古のキャンプシュワブゲート前では、平和な島を望む人々の願いを踏みにじる日本政府の暴力に、文化の力で対抗しようと早朝から「かぎやで風」が奏でられ踊られた。
「前ぬ浜」の演奏が始まったとき、機動隊が排除を始めた。
機動隊に抱えられながらも演奏を止めなかった弾き手もいた。
正午の時報に合わせて更に膨れ上がった人数で演奏が行なわれた。
やがて演奏が一段落したとき、司会からマイクを渡された照屋寛徳衆院議員が県と国との代執行訴訟で「国が裁判所の和解案を受け入れた」と報告。
「工事は中止」。
歓喜の声、半信半疑の呟き、カチャーシー、涙ぐむ人。

1月の宜野湾市長選で安倍政権が総力を挙げて支援した現職の当選後、辺野古推進のお墨付きを得たとばかりに攻勢をかけ、裁判で「和解」に応じるようなそぶりは少しもなかっただけに、政府の「和解」受け入れについては様々な意見が出ている。
だが、工事は中断しているものの、海にはフロート、トンブロック、スパッド台船は相変わらず在り、一方で、高江の座り込みへの圧力や、先島への自衛隊配備、さらには県議選や参院選に向けた地域分断、懐柔も水面下で進行している。
辺野古の工事中止の状況下で、考えるべきこと、なすべきことの課題を共有したいと思う。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 13:08│Comments(0)
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