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「けーし風」第112号(2021年10月)「特集 9・11事件から20年 われわれは今、どこにいるのか」

2021年10月28日

「けーし風」第112号の特集は「9・11事件から20年 われわれは今、どこにいるのか」です。

けーし風112

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9・11事件から20年 われわれは今、どこにいるのか(編集部)

9・11事件から20年という節目の年に、米軍・NATO軍等外国軍が撤退するアフガニスタンについて、沖縄でも関心が向けられている。
それは単に、タリバン全土掌握に関する関心ということだけでなく、9・11事件以来、世界を巻き込んだアメリカの「テロリズムとの戦い」とは何であったのか、そのなかで、沖縄は何をどのように体験したのかという問いがあるように思う。
また、この20年とは、辺野古新基地建設や自衛隊の島嶼防衛による配備、テロ対策や安保関連の法整備等の問題と切り離すことができないだろう。
今回は、この20年を振りかえりながら、中東世界と同様に、アフガニスタンについても理解を深めたい。

今回の特集では、この20年を振りかえるにあたって、まず、9・11事件直後、あるいは2003年のイラク戦争開戦初期に書かれた、当時本誌編集委員であった新崎盛暉、岡本恵徳、屋嘉比収の三氏によるエッセイを再録した。
そして、編集部では、編集委員3名が、「備忘録」連載中の新城郁夫氏とともに、これらの文章を再読し、この20年間、沖縄では何がどのように変化し、また、変化しなかったのか、さまざまな気づきを共有し、討論した。

また、編集員の宮城公子は、沖縄でも多くの人から尊敬されてきた、ペシャワール会医師・中村哲氏の足跡を振りかえり、9・11事件以後の沖縄におけるアフガニスタンとのかかわりを再検討するエッセイを寄せている。

そして、アフガニスタンと中東を知り、歴史的な展望をもって理解を深めるため、二つの記事を準備した。
アフガニスタンの女性運動の調査を続ける清末愛砂氏へのインタビューでは、戦争の20年と女性の人権について、マスメディアでは知ることのできないさまざまな事実や論点が提示されている。
また、パレスチナ・イスラエル問題の研究者である早尾貴紀氏は、イラン革命とソ連のアフガニスタン侵攻が起きた1979年を起点にして、中東、そしてパレスチナの歴史を振りかえり、この20年の世界史的な意味を問い返している。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 09:37Comments(0)