けーし風118号「特集 ケアをめぐる沖縄のいま

2023年06月23日/ 本のこと

「けーし風」第118号の特集は「ケアをめぐる沖縄のいま」です。

けーし風118

-----
特集について

「復帰50年」の昨年発表された『平和で豊かな沖縄の実現に向けた新たな建議書』では、「平和で生き生きと暮らせる誰一人取り残すことのない社会の形成に向けて、平和を希求し、すべての人の尊厳を守り、多様性や寛容性を大切にしつつ共に支え合い、子どもや障害者等のライフステージに応じた支援が図られ、子供からお年寄りまですべての県民が安全・安心かつ健やかに暮らせることができる社会づくりに取り組みます」(4 沖縄の未来に向かって)と、沖縄が目指す社会を描き出した。
また「新・沖縄21世紀ビジョン基本計画」(2022年)は、「安全・安心で幸福が実感できる島」、「平和で生き生きと暮らせる『誰一人取り残すことのない優しい社会』の形成」を目標に掲げ、基本施策として「心豊かで、安全・安心に暮らせる島を目指して」「高齢者・障害者等と支える福祉サービスとセーフティネットの充実」を行う、としている。

目標と現実のあいだをどう埋めていくのか、そのために何が必要とされているのか。

翁長県政が全国に先駆けて実施した「子どもの貧困実態調査」(2016年)で、沖縄の子どもの貧困率が29.9%と全国の約二倍、三人に一人が貧困状態にあるという深刻な結果が明らかになって以降、官民一体となった取組がつづけられている。

実態調査、現場の声を施策に反映させる回路、財政的な裏付け、そもそもの基礎となる理念のあり方・・・来年度に国が行おうとしている医療・介護・福祉の大幅な制度改定を睨みつつ、「知る」ことと「知らせる」ことを考えたい。
-----

お買い求めは、>> BOOKS Mangroove(ブックス・マングルーブ) << まで




同じカテゴリー(本のこと)の記事

Posted by ブックスマングルーブ店長 at 18:39│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。