「けーし風」第76号(2012.9)「特集 抑圧とたたかう ジェンダーの視点から」

2015年10月10日/ 本のこと

「けーし風」第76号の特集は「抑圧とたたかう ジェンダーの視点から」です。

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特集にあたって(親川裕子)

6月末から7月初旬にかけ、東アジア批判的雑誌会議に参加してきた。
詳細は本誌で報告しているが、改めて国家ではなく、人として人と繋がることの必要性を感じた。

今号はジェンダーとオスプレイ配備で焦点化されている普天間基地問題という二つの特集を組む事となった。
いささか、読者の皆さまにおかれては二つのテーマを異様に感じるかもしれない。
編集者の一員としては、脈絡を綴ることは新しくも古い問題であると考える。
在沖米軍基地、特に本号発刊の現段階で配備に対してより一層の力が圧している中で、非暴力の抵抗運動が続けられていることを何よりもお伝えしたい。

同時に一方で沖縄におけるジェンダーに関わる幾つかの問題提起をしたいと考えたのは、仲井眞県政におけるジェンダー的視点の危うさ、死角となっている、否、基地問題が切迫するがゆえに対応に遅れが生じてる貧困なる現状をもお伝えしたいと考えたゆえである。

「女性の貧困化」、「貧困の女性化」が通底している、県をはじめとする行政の背景に政策における思想の貧困化を想起して欲しいという意図から二つのテーマを設けた。

交叉させあいながら、冒頭の雑誌会議で焦点化した、民衆の力、民際の力を改めて確認したいと考える。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 06:00│Comments(0)
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