「けーし風」第65号(2009.12)「新政権下で〈抵抗〉を考える」

2015年10月09日/ 本のこと

「けーし風」第65号の特集は「新政権下で〈抵抗〉を考える」です。

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特集にあたって(岡本由希子)

今回の特集では、新政権下にあって私たちがどう〈抵抗〉のスタイルを練り上げるのかを考える。

政権が変わって、政治の過程を庶民が垣間見る機会が増えてきた。
普天間基地「移設」では、やれ連立内部の対立だ、閣内不一致だの総理の指導力不足と各種メディアは批判の嵐だが、なかなかどうして、政策の意思決定までに、誰がどう動き発言しているのか、閣僚の動き、官僚の動き、「知日派=ジャパンハンドラーズ」の発言、政権内部で「沖縄の声に応えよう」とする人々の動き・・・自公政権に比べてはるかに見えやすくなってきた。
政治過程の透明化が、民主主義の根本であると、声を大にして言おう。

2008年、野党時代の民主党代表・小沢一郎に米国政府が面会を申し込むと、小沢氏は「秘密交渉、水面下での話し合いはしない」とマスコミも入れたオープンな場を設定した。
その時の米側のとまどいは忘れられない。
政権交代は、戦後64年、冷戦後も閉ざされていたパンドラの筐の蓋を開けるようなものだ。
筐の中身に仰天し蓋を戻そうとしても、もはや戻ることはできない。
政策決定過程の徹底した情報開示と議論の透明化、対米交渉はすべてオープンな場で行うことを、現政権に提言したい。
名護市民投票の合い言葉「大事なことはみんなで決めよう!」は、いま、国全体で求められている。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 15:00│Comments(0)
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