「けーし風」第58号(2008.3)「特集 米兵による暴行事件をめぐって/ひろがる住民運動の闘技場」

2015年10月08日/ 本のこと

「けーし風」第58号の特集は「米兵による暴行事件をめぐって」と「ひろがる住民運動の闘技場」です。

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特集にあたって(岡本由希子)

今号は、2つの特集を組んだ。1つは、2月10日の米兵による中学生暴行事件をめぐっての緊急特集だ。事件の報道を受けて米軍や日本政府の反応は早かった。「あってはならないこと」「遺憾の意」と言い「綱紀粛正」を言いながら、彼らの言動からは、日米軍事再編への影響をなんとか消し去ろうとする意図が透けてみえる。95年以降、あくまで米軍基地を沖縄の中にとどめるためにこの島で深く進行している「社会の軍事化」をどう照らし出すのか、座談会とインタビューを通して考えたい。
特集2つめは、「ひろがる住民運動の闘技場(アリーナ)」。新やんばる林道裁判、ジュゴン訴訟、そして米軍ヘリパッド建設に対峙し座り込みを続けている東村高江区の防衛省要請行動を紹介する。高江の住民の会は、国会請願署名を2万1830筆集めて2月7日に国会に提出した。
住民監査請求、裁判、アセス審査会の傍聴活動、省庁要請行動などなど、現場での闘争や集会・抗議行動だけでなく、さまざまな「場」を自ら作り出して、法を問い、国や行政の違法性をあぶりだし、抵抗の技をみがいていくのは、社会を根底から変革し〈来るべき民主主義〉のための実践である。
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やんばるの自然についてはカラー写真も掲載されていて、いかに国・県のやっていることが矛盾しているかがわかります。
ぜひご一読を。

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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 18:00│Comments(0)
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