「けーし風」第31号(2001.6)「特集 沖縄の環境問題」

2015年10月07日/ 本のこと

「けーし風」第31号の特集は「沖縄の環境問題」です。

けーし風031

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特集にあたって(内海正三)

1972年の復帰後、格差是正の掛け声と共に経済開発=自然破壊の嵐が沖縄を襲った。
豊かだった珊瑚礁は壊滅し、限られた地域のみに残存するにすぎない。
東洋のガラパゴスといわれたヤンバルの自然林もダム建設や林道工事、米軍演習によって無残な状況になり、絶滅危惧種や天然記念物の動植物も危機に陥っている。

ローマクラブのレポートで、地球規模の環境破壊が進行し、このままでは地球生命が危うい状況になると指摘され、国際的な環境維持の努力が始まった。

しかし、基地依存・政府財政依存の沖縄県経済にあって、相も変わらぬ自然破壊型の公共工事が進行し、豊かで可能性を秘めた沖縄の自然が今日も破壊されつづけている。

日本政府が巨額の財政赤字を抱え、行財政改革に取り組まねば国家財政が破綻する事態まで追いつめられているのに、沖縄では米軍基地がらみで、いまだ巨大開発が進行しようとしている。

何分にも沖縄の環境問題は多岐にわたっているので、今回の特集では巨大開発を軸に紙面構成を行った。
米軍基地関連や生活レベルの環境問題も深刻であり、折りを見て取り上げたいと考えている。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 08:00│Comments(0)
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