「けーし風」第96号(2017年10月)「特集 市民による調査・測定・記録の力」

2017年10月30日/ 本のこと

「けーし風」第96号の特集は「市民による調査・測定・記録の力」です。

けーし風096

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特集にあたって(岡本由希子)

10年におよび反対運動が行われてきた米軍北部訓練場ヘリパッドが供用開始となりましたが、現在、「ヘリパッドを使わせない」と、北部訓練場の返還を求める運動の構築が始まっています。
東村高江の住民が、オスプレイ配備以後被害を受けている宜野座村城原区住民と出会って対話し情報を共有するきっかけを作りたくて座談会の企画がスタートしました。
対話を媒介したのはそれぞれの地域で行っている低周波音測定という経験でした。

地域に暮らす人びとが専門家と連携して、定点観測し、科学的データを集め、記録し、情報発信し、現状の変革を目指すこと。
行政のやっていることを情報開示させて分析し、問題点をあぶりだし、追及すること。
こうした一人ひとりの動きがあるからこそ、いまこの社会の底が抜けるのをなんとかおしとどめ、おし返すことができるのだと感じます。

8月下旬、「オール沖縄訪米団」のサンフランシスコ現地報告として、連邦高裁の「ジュゴン訴訟」差し戻し判決の第一報がもたらされました。
前号座談会の吉川秀樹さんの発言からさらに継続して、今号では、「ジュゴン保護キャンペーンセンター」のご厚意で「9・3 IUCNシンポジウム」の一部を掲載します。
市民運動が蓄積してきた力を感じていただければ幸いです。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 12:26│Comments(0)
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