越境広場 14号「特集 「オキナワ文学」をひらく」

ブックスマングルーブ店長

2025年03月26日 10:55

「越境広場」第14号の特集は「「オキナワ文学」をひらく」です。





巻頭の言葉
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消えてゆく街の灯、この島に降り注いだ戦火、そしていまここに生きているおれらは何? 歌が明かすのはこれからの偽りのない日々、眼を閉じれば瞼のうら浮かぶビビッドな島の歴史、それなら歌い続けよう、たとえポエマーだと馬鹿にされようと、犬掻きして、必死こいて、波をさらい見えるのは宝物と何?

まるで知らない沖縄方言の歴史、いまじゃ迫んのはそこにある危機、おれらはフランス革命の授業もちゃんと聞いていない糞餓鬼で無知、やしがよぜってえワックにはならんぜ眼のまえにあんのさ大いなる道!

はいやー、はいやー、すりさあさあ、かつて流れた名も知れぬ島民のいくつもの涙、それを救うのさおれらが、ワッタ・ファック、ほとばしるバースはライク・ア・黄金言葉、おれらは敗者なんかじゃねえぜ刻まれてんのさこの胸に命こそ宝のことばが、月ぬ走いや、馬ぬ走いさ! つねにこの胸に刻んでおけ歴史の大河と言霊、いちばん深い夜空が明けたらやってくんのはほのかなひかりと明日さ・・・

豊永浩平『月ぬ走いや、馬ぬ走い』より(講談社、2024年)
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