「けーし風」第104号(2019年11月)「特集 島々の軍事要塞化に抗して」

2019年11月05日/ 本のこと

「けーし風」第104号の特集は「島々の軍事要塞化に抗して」です。

けーし風104

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特集にあたって(岡本由希子)

琉球弧の島々への新たな自衛隊基地建設が進行しています。
2016年3月、与那国島に陸自の与那国駐屯地(久部良)と沿岸監視隊レーダー基地(祖納)が開設されたのを皮切りに、今年の3月26日には宮古島に陸自宮古島駐屯地(千代田)、奄美大島に奄美駐屯地(奄美市大熊)、奄美瀬戸内分屯地(瀬戸内町節子)が開設されました。
石垣島では地元住民の強い反対の声を押し切ろうと、用地取得済みのゴルフ場において3月1日に造成工事着手。
また、宮古島でも新たな弾薬庫の建設が、保良・七又地域の自治会の反対決議にもかかわらず強行されようとしています。
陸自だけでなく空自も「南西シフト態勢」のもと既に沖縄への配備を増強していて、空自那覇基地のF15戦闘機は40機に倍増され、1200人あまりが増員され四千人近くの人員となっています。

奄美・宮古・石垣の新たな基地建設はミサイル部隊の配備を主眼にしていること、そのことが孕む深刻な問題についてはさまざまな回路やメディアを通じて知られつつあり、新たな基地の建設が計画された地域では、その土地に暮らす人びとが粘り強く反対の声をあげ、行政や議会に働きかけ、監視や座り込みといった活動を続けています。
それぞれの島で何が起こっているのか、その土地で人びとはどのように抵抗しているのか。
互いに知り、つながって、島々が軍事要塞となることを止めていきたいと思い、本特集を企画しました。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 21:08│Comments(0)
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