「けーし風」第83号 特集「子どもたちのいまと〈教育〉」

2015年10月10日/ 本のこと

「けーし風」第83号の特集は「子どもたちのいまと〈教育〉」です。

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特集にあたって(岡本由希子)

沖縄の子どもたちの居場所はどこ?

出生率は全国一、学力テストは最下位で、貧困の連鎖が子どもたちへ及ぼす影響が問題となって久しい。

2000年代以降、教育の集権化、市場化が行われ、公務員削減では教員が真っ先に数を減らされ非正規雇用がすすむ一方、教育基本法の改悪で「愛国心」が謳われるようになった第一次安倍政権以来、反動的な教科書を採択する地区が増えている。
さまざまなところで起こる崩壊を覆い隠すかのおうに急速な右翼化がすすむ日本で、新自由主義と社会の軍事化は両輪となって人々の暮らしをおびやかしている。

子どもたちと教育をめぐる問題は、沖縄の歴史的経緯からなる問題と日本全体の政策的問題が複雑に絡み合っている。
沖縄のような小さな島では、新自由主義が蔓延しては島全体が沈没してしまう。
次世代をどう育てていくかに地域として真剣に取り組むところから、めざすべき自治の姿もまた見えてくるのではないだろうか。

特集では、まずは現状と問題の所在を知ること、そして、それぞれの場で力を尽くす人びとの地道な活動を共有すること、を目指した。
ここから問題をときほぐす道がひらかれてくればと願う。
子どもたちをどのように支え、教育の場をどう守り育てていくのか、ともに考えていきましょう。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 13:00│Comments(0)
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