「けーし風」第82号(2014.4)「特集 名護から吹く風」

2015年10月10日/ 本のこと

「けーし風」第82号の特集は「名護から吹く風」です。

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特集にあたって(岡本由希子)

「日本の春はここからはじまる」――1月25、6日の名護さくら祭のキャッチフレーズ。
名護湾を見おろす名護城跡一帯がマゼンタ色に染まり、今年の桜は一段と見事だと感慨をもって眺めたものです。
表紙はこの名護のいちばん桜です。

昨年暮れの仲井眞知事による辺野古埋立承認は、あまりにも県民を愚弄するものでした。
《官邸主導で急きょ設定された沖縄政策協議会、唐突に提出された知事の要望書、待ち構えていたような首相の回答、この回答に感激してみせる知事・・。この10日ほどの間に、日本政治の中枢空間で展開した「埋め立て承認」のための猿芝居は、まさに、呆れ果てた茶番劇であった》(新崎盛暉、指揮者評論「沖縄タイムス」2013年12月28日)。
知事の承認を得た政府自民党は名護市長選に総力を注ぎこんで来ました。
97年の市民投票後にも比嘉市長を官邸に囲って移設受入表明させましたが、こんども県選出国会議員を屈服させた勢いをかって、市長選挙にあからさまで強引な介入を行いました。
政府vs市民のたたかいでした。

1月19日、「屈しない」「誇り」を掲げた稲嶺市長が再選を果たし、名護市民の選択は、沖縄の春も日本の春も「ここからはじまる」と希望をもたらしました。
名護から吹く風を受けて、これから何ができるか考え、実践したいと思います。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 12:00│Comments(0)
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