「けーし風」第77号(2012.12)「特集 新しい地平をひらく 「復帰40年」の沖縄から」

2015年10月10日/ 本のこと

「けーし風」第77号の特集は「新しい地平をひらく 「復帰40年」の沖縄から」です。

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特集にあたって(岡本由希子)

「復帰40年」の沖縄は怒濤のような日々が続いた。
年末年始の辺野古アセス評価書提出阻止の県庁座りこみで年が明けた。
その後アセス審査会傍聴の大衆行動、厳しい知事意見が出された。
辺野古アセス違法訴訟の証人としてオスプレイ配備隠しを行ってきた防衛官僚「ミスター高見沢」が法廷に立った。
5・15前後には「復帰40年」を問い直す集会、デモ、シンポジウム、写真展などが相次いで開催される。
5・15記念式典では、居並ぶ閣僚たちの前で元全軍労書記長にして元国会議員の上原康助氏が日本政府批判の大演説をぶちあげた。

全首長全議会の反対にもかかわらずオスプレイを強行配備しようとする日米政府への怒り、あらゆる民主的政治的手段を駆使しても止まらないならば、もはや直接行動、基地の封鎖しかないと、普天間基地のゲート前やフェンス沿いではさまざまな行動が開始され、今も続いている。
人びとのあいだでは、沖縄がくぐってきた経験が共有され、受け継がれ、問い直し、捉え返され、新たな意味を得て、行動を支える思想になっていく。
オスプレイ配備撤回、普天間基地封鎖、辺野古断念へと、闘争が新しい地平をひらくとき、どのような社会で生きたいのか、島の将来像の構想もまた更新されていくだろう。
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Posted by ブックスマングルーブ店長 at 07:00│Comments(0)
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